毎年欠かさず見学する展示会(太陽光発電)

私は毎年欠かさず見学する展示会がある。2月19日から21日にかけて、ビッグサイトで開催される太陽光発電展である。

かつて、太陽光電池は世界の50%のシェアを持っていた。しかし、モノづくりの日本が短期間で外国にそのシェアを奪われていく姿を見ることができる。この展示会は、世界の大手メーカーが一堂に会する場であり、屈辱をいやというほど味わうことができる場所でもある。

日本は資源の乏しい国であり、外から原料を輸入し、加工して付加価値をつけて製品として輸出することで経済が成り立っていた。しかし、その製品すらも輸入しなければならないほど、モノづくりの優位性が失われつつある。太陽光パネルだけでなく、それを載せる架台や欠かせない蓄電池までもが同様である。テレビやそのうちにAIや自動車まで、恐ろしくなる。

最近、ペロブスカイト太陽電池がニュースに取り上げられている。これは日本人が発明した技術であり、国や自治体も多額の補助金を出して開発と実装に力を入れている。唯一国内に埋蔵されている資源で製造できる。工業製品には珍しく、第一次産業からスタートできるこの技術が製品化されることに賛成している。

この製品の実装化に関する特許を出願した(図は説明図)。

ものになるかは実証していないのでわからないが、太陽拡散光だけを研究している者だけが発想できる技術であり、挑戦を続けたいと思っている。日本製の輸出が有利になるよう、外国にも出願したい。

展示会での外国の出展メーカーは親切である。日本人の意見を積極的に取り入れようとしていることが理解できる。私のような無名人にも後日メールをくれる。屈辱を味わうとともに、学ばなければならない場所でもある。

2025年2月3日  ひかり屋根株式会社 重永