展示会に出展しました。

「たま未来・産業フェア」(於:東京たま未来メッセ 期間2025年1月17-18日)に出展しました。この展示会は東京都、東京都商工会議所連合会、東京都商工会連合会、東京都産業技術研究センター、東京都中小企業振興公社などが主催する「ものづくり」「GX・DX」「くらし」の3つをテーマにした東京都の展示会です。

今回の展示は、現有製品の「ひかり屋根シリーズ」(特許商品)と新たな開発技術、「カゲテラス®」(特許申請中 特願2024-181878 「太陽光発電システム」)の技術コンセプトを多くのご来場者様にご紹介しました。

この技術は次世代太陽光電池のペロブスカイトが使われる場面を拡大させて行くことで、社会に「太陽拡散光のチカラ」によるメリットや恩恵が拡がって行くことを念頭に特に安全に長く使用されることを目的に開発してきました。いわゆる「ソーラーシェアリング」(農地の上で太陽光発電を行う)の考え方を拡大させ、太陽光発電(クリーンエネルギー)と他の活動、例えば種々の仕事、読書、休憩、睡眠、食事、スポーツ、遊び、催事場、フリースペース、駐輪、駐車等のあらゆる活動と同一の土地で行い、クリーンエネルギーを発電する場所を拡大させて行くことが大きな目的のひとつである技術開発であり、特許出願済(特願2024-184878)で、現在実証実験の実施計画を検討中です。

一般にソーラーシェアリングの太陽光パネルを設置した下部では影が出来ます。発電量を増やすために太陽光パネルを多量に設置すると、下部の農作物の収穫量が落ちてしまう問題がありました。これを拡散光の効果で、影を減らし、農業と発電の「WIN-WINの両立⇒真のシェアリング」が実現し、更に農業のみならず、様々な場所・目的の活動で使われて行く、この技術及び製品の総称を「カゲテラス」と命名しました。

『1次産業から日本の産業を活性化』

ペロブスカイトの主原料はヨウ素です。日本はヨウ素の世界の流通量の約3割を占める一大産出国で、その採取事業は1次産業です。農業もまた1次産業です。農地でのクリーン電力自家発電が農業経営に利活用され、新たな農村の再生に寄与します。更に農作物やヨウ素(1次産業の産品)がクリーンエネルギーにより国内で加工され、新しい産業を創出していくことで、国内産業を広く活性化するような持続可能な「善循環」が実現されることを期待したいと思います。

影を照らし、優しい拡散光が隅々にいきわたる『カゲテラス®』(商標登録済)が低炭素社会の推進と食料安定供給のため持続可能な農業経営に役立てられる将来などについて皆さまにお伝えし、今回の展示会を終えました。

この新技術は様々な分野の社会実装が考えられます。ご興味のある方は是非お問合せ下さい。