「善循環社会を促進する太陽拡散光」の開発技術を特許出願しました。

2025年、新年が明けました。本年も宜しくお願い申し上げます。

2024年も前年に続き、新たな技術を開発、またその特許出願を行いました。

2023年の特許第 7249077号「ソーラーシェアリング」は「営農と発電のWIN-WINの関係」を実現するべく、ペロブスカイト太陽光発電と営農型太陽光発電に関する技術でした。太陽拡散光を太陽光パネルの下にも照らすことにより結果的に太陽光パネルの設置面積を増やすことができました。

今回特許出願した技術は上記の「ソーラーシェアリング」からもう一段階進めて、農業はもちろん、その他の場面や用途でもペロブスカイト等の次世代の太陽電池の社会実装が促進されることを目指した技術です。発電により、新たな価値がビジネス・産業界で産み出され、低炭素社会・カーボンニュートラルの推進に寄与することを目指し、前述「ソーラーシェアリング」と同様に弊社の開発プロジェクト「ひかりのオアシス®」の一環として開発したものです。 この「発電による新たな価値創造」「カーボンニュートラルの推進」の様々な好結果が「善循環社会」の促進になって行くと考えています。

弊社は「太陽の拡散光利用」を創業(2015年)以来一貫して研究し続けてまいりました。今回特許出願した新技術は主に屋外での設置が行われる太陽光発電において、更に進化した弊社の光拡散の仕組みを導入することで、太陽光パネルに、より多く、より長時間(日陰になりにくい)太陽拡散光を照射することが可能になり、結果的に発電の効率が高まり、更に屋外使用時の発電パネルの劣化や環境等への負荷が無いように実装することが可能になります。この技術の活用で、更なる太陽光発電システムの設置場所を増加させ、再生可能エネルギーとしての太陽光発電を促進することを目指したものです。拡散光を活用し、影が出来にくいようにすることから「カゲテラス®」という総称をこの新たな太陽光発電システムに用いるべく商標登録済みです。 地域で発電された電力の地産地消は災害対応時や、農村の6次産業化(食品加工や流通などで新たな価値を創出する農業)はもちろん、それ以外にも、様々な場所・用途が考えられます。